精密ばね・精密部品のリーディングカンパニー

私の主な仕事は、お客様からいただいた図面の検討や、見積もりをするにあたって、製品を作る工程の設計をすることです。他にも帳票類や工程表の書類作成なども行っています。見積もり業務というのは具体的に、原価計算や材料費・加工費・梱包費の料金を計算しているもので、新潟の第3工場で作成しているワイヤーばね限定で、全ての見積もりを出しています。

他にも、営業がお客様から頂いたばねの図面を見て、これくらいお金がかかる、こうだとできない、ここはもっとコストが欲しい、というのを検討したりもしています。簡単に言うと、お金と製品の実現性を見積もる仕事です。

私は工学系の学校にいたので、ものづくりの仕事がしたいと思ったのが、アドバネクスに入社した一番の理由です。コーポレートサイトを拝見したときに、社長の柴野さんが「製品」のことを「作品」と仰っていたのが、モノづくりに対する思いが一言で伝わってきて、この会社で働きたいなと思って応募しました。

大学の時は化学系だったので機械に触れたことがなく、図面を描いたこともありませんでした。今まで学んできた内容とは異なる職種だと感じていましたが、それでも面白そうだったということと、やはりものづくりに携わりたいという強い気持ちがあったので、入社を決めました。あとは地元出身ということもあり、新潟に工場があるのも魅力の一つでした。

一番便利だと思うのが、郵便局とか銀行とか、早い時間に閉まってしまうところに自由に行けるところです。それ以外ですと、フルフレックスを利用してお子さんの授業参観やマラソン大会などの行事に行かれる先輩方がいらっしゃるので、そういう姿を見ていると、将来的には自分もそういう風に活用してみたいなと思います（笑）。

あとは前の日に遅くまで仕事をしたら、次の日は少し遅く出社するということもできるので、フルフレックス制は色んな活用方法があると思います。

私のいる部署は営業と一番関係が深いので、情報交換はメールだけでなく、電話や直接会いに行ったりして、話をたくさんするように気をつけています。入社した当時、一番最初に上司から「顔を売ってこい」と言われたことがあったので、色んなところに顔を出して、色んな人に会って、たくさんの人に顔を覚えられるようにしていました。特に工場が別だと交流する機会がなく、名前と顔が一致しないこともあったので、コミュニケーションをたくさん取って、皆さんの顔を覚えられるように頑張りました。その結果、営業からも「相談しやすい」と言われたので、それはとても嬉しかったです。

最初は知らない人が多く、さらに周りは年齢層の高い方が多かったり、話しかけに行くのも少し怖かったです（笑）。怖いと思いながらも自分から積極的に話しかけていたこともあり、皆さん気さくにお話して頂けました。その中で様々なことも学び、自身の仕事にも大変役立ちました。皆さんシャイですけど、話しかけたら優しいです（笑）。

私は化学系の学校に通っていたので、図面を見たりするのは初めてでしたが、材料のことであったり、表面のメッキ加工や力学のことなどは自分が勉強していたことに繋がっているものがありました。たまに調査の報告書をお客様に出す時がありますが、そういうときには学校で習ったレポートの書き方が役に立っています。

力学は「こういう力が出るバネが欲しいのだけどどう作ればいいの？」とお客様に聞かれたときに、力の働き方の原理を説明するのに役立っています。お客様にも納得してもらえますし、こちらとしても作りやすい製品を提案できるのでありがたいです。

ただ言うまでもなく、ベテランの方々の知識量は、私と比べ物にならないくらいすごいです。仕事をする中で学ぶこともたくさんありますし、先輩から当たり前のように言われたことも、その時に初めて知ったりすることもあるので、知識が増えていくのはとても面白いです。仕事を始めたばかりのときはわからないこともたくさんありました。しかし、聞かないことには何も始まらないので、わからないことはとにかく先輩方に聞きました。なんでもわかるようになるまでの道のりはすごく長いですが、それだけやりがいもあり面白い仕事だと思います。